センバツこと選抜高等学校野球大会が開幕しました。今大会は90回目の記念大会とのことです。ということで、センバツについて調べました。
センバツと甲子園
春の甲子園と夏の甲子園と称される、センバツと甲子園について表にして比較してみました。
センバツ | 甲子園 | |
---|---|---|
正式名 | 選抜高等学校野球大会 | 全国高等学校野球選手権大会 |
通称 | 春の甲子園 春の高校野球 春の大会 | 夏の甲子園 夏の高校野球 夏の選手権 |
時期 | 春(3月下旬~4月) | 夏(8月) |
場所 | 阪神甲子園球場 | 阪神甲子園球場 |
主催 | 毎日新聞社 日本高等学校野球連盟 | 朝日新聞社 日本高等学校野球連盟 |
開始年 | 1924 | 1915 |
出場校 | 32 | 49 |
どちらも戦前から続く歴史ある大会です。
2つの大会は主催が異なります。センバツは毎日新聞社、甲子園は朝日新聞社です。
出場校は、センバツは甲子園に比べて2/3ほどです。試合数もその分少ないです。
しかし、もっとも大きな違いは出場校の選考基準です。
センバツの選考基準
甲子園の出場校は、6月中旬から7月下旬にかけて行う地方大会で決められます。全地方大会の出場校数は4000校前後にもなり、優勝校だけが代表校として本大会に出場できます。つまり、各都道府県1校、北海道と東京は南北と東西の2校ずつですので、合計49校が甲子園への切符を手にします。
一方で、センバツの出場校は選考委員会によって決められます。出場するには、高野連が定める以下の選考基準を満たす必要があります。
- 大会開催年度高校野球大会参加者資格規定に適合したもの。
- 日本学生野球憲章の精神に違反しないもの。
- 校風、品位、技能とも高校野球にふさわしいもので、各都道府県高校野球連盟から推薦された候補校の中から地域的な面も加味して選出する。
- 技能についてはその年度全国高等学校野球選手権大会終了後より11月30日までの試合成績ならびに実力などを勘案するが、勝敗のみにこだわらずその試合内容などを参考とする。
- 本大会はあくまで予選をもたないことを特色する。従って秋の地区大会は一つの参考資料であって本大会の予選ではない。
大会要項 – 高野連より
3つの出場枠
選考基準を満たす高校の中から、選考委員会によって出場校32校が決められます。
- 一般選考枠:28校
- 神宮大会枠:1校
- 21世紀枠:3校
一般選考枠は、全国を8つの地区に分けて、その地区ごとに出場校数を決めています。たとえば中国・四国地区で5校というかんじです。
神宮大会枠は、11月の明治神宮大会優勝校が所属する地区に与えられ、その地区の一般選考枠が1つ増える形となります。優勝校に出場枠が与えられる訳ではありません。
21世紀枠とは、部員不足やグラウンドがない、豪雪地帯といった学校・地域の特性などの困難を克服した学校や、ボランティア活動といった野球以外の活動での地域貢献で他校の模範となる学校を選出します。
これらの出場枠以外にも大会によって特別枠が設けられることがあります。
まとめ
夏の甲子園のほうが盛り上がる印象がありますが、私は涼しい春のセンバツも熱中症の心配がなくて好きです。
今年のセンバツはどんなドラマが待っているのでしょうか。
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