目次
使い分け
「how come」と「why」はどちらも「なぜ」「どうして」という意味で使われますが、使い方にはいくつか違いがあります。
1. "Why"
- 文法的な使い方: 「why」は質問文で使う場合が多いです。主語と動詞がある疑問文の形で使われます。
- 例文:
- Why did you leave early?(なぜ早く帰ったのですか?)
- Why is she upset?(なぜ彼女は怒っているのですか?)
2. "How come"
- 口語的な使い方: 「how come」は「why」と同じように「なぜ」「どうして」と尋ねる表現ですが、口語的でカジュアルな印象があります。文法的には疑問詞として使われることが多いですが、語順が「how come + 主語 + 動詞」となり、通常の疑問文の構造とは少し異なります。
- 例文:
- How come you left early?(なぜ早く帰ったの?)
- How come she is upset?(どうして彼女は怒っているの?)
主な違い:
- **「why」**は文法的に標準的で、正式な場でも使える表現です。
- **「how come」**はよりカジュアルで口語的な表現で、友達や家族との会話でよく使われます。
両方とも意味は「なぜ」「どうして」ですが、使う場面や雰囲気によって使い分けると良いです。
感情とは直接的な関係はありませんが、「how come」の方がカジュアルで親しい関係で使われることが多いため、感情的なニュアンスが含まれる場合もあります。例えば、驚きや疑問が強く感じられるときに「how come」を使うことが多いです。
感情との関連
- **「Why」**はニュートラルな問いとして使われることが多く、感情的な色合いが少ないです。冷静に「なぜ」という理由を尋ねる場面で使います。
- 例: "Why did you say that?"(なぜそんなことを言ったのか?) — 感情的なニュアンスは少ない。
- **「How come」**は、驚きやちょっとした感情が込められることが多いです。特に予期しない出来事や納得できない理由に対して使うことが多く、感情的に強調したい時に使われることがあります。
- 例: "How come you didn't tell me?"(どうして教えてくれなかったの?) — ちょっと不満や驚きが含まれている場合。
つまり、感情的な要素が絡む場面では「how come」を使うことが多いですが、感情がない場合には「why」が適切です。
文の組み立て方
「how come」と「why」の文の構造は異なります。
1. 「Why」の文の構造
- 基本的な疑問文: 「why」を使う場合、通常の疑問文の構造になります。
- 構造:
Why + 主語 + 動詞? - 例:
- Why did you leave early?(なぜ早く帰ったのですか?)
- Why are you upset?(なぜ怒っているのですか?)
こちらは標準的な疑問文の形式で、文法的に正しい構造です。
2. 「How come」の文の構造
- カジュアルな疑問文: 「how come」を使う場合、通常の疑問文の構造とは少し異なり、「how come + 主語 + 動詞」という語順になります。
- 構造:
How come + 主語 + 動詞? - 例:
- How come you left early?(どうして早く帰ったの?)
- How come you're upset?(どうして怒っているの?)
「how come」は疑問文ではありますが、疑問詞の位置が標準的な疑問文とは異なり、よりカジュアルで口語的な表現になります。
まとめ
- 「Why」: 標準的な疑問文の構造(Why + 主語 + 動詞)。
- 「How come」: 口語的な疑問文の構造(How come + 主語 + 動詞)。