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使役動詞とは
使役動詞(しえきどうし)は、「誰かに何かをさせる/してもらう」ときに使う動詞のことです。
主な使役動詞は:make / let / have / get です。基本はこの4つさえ覚えておけばOK!!
構造
「make」「let」などは原形動詞
「have」「get」は過去分詞を使うことがある(特に「もの」が目的語になるとき)
have + 物 + 過去分詞
get + 物 + 過去分詞
✅ 使役動詞の例文
① make(強制的に〜させる)
構造: 主語 + make + 目的語(人) + 動詞の原形
🔹 The movie made me cry.
→ その映画は私を泣かせた。
🔹 My mom made me clean my room.
→ お母さんが無理やり部屋を掃除させた。
② let(許可して〜させる)
構造: 主語 + let + 目的語(人) + 動詞の原形
🔹 My dad let me stay up late.
→ お父さんは私が夜更かしするのを許してくれた。
🔹 She let him drive her car.
→ 彼女は彼に自分の車を運転させた。
③ have(依頼・お願いして〜してもらう)
構造: 主語 + have + 目的語(人) + 動詞の原形
🔹 I had my bike fixed.
→ 自転車を修理してもらった。
🔹 The teacher had the students write an essay.
→ 先生は生徒たちに作文を書かせた。
④ get(説得・お願いして〜してもらう)
構造: 主語 + get + 目的語(人) + to不定詞
- または、主語 + get + 目的語(物) + 過去分詞
🔹 I got my brother to help me.
→ 兄に手伝ってもらった。
🔹 She got the kids to clean the room.
→ 彼女は子どもたちに部屋を掃除させた。
過去分詞を使う場合
「make」「let」などは原形動詞
「have」「get」は過去分詞を使うことがある(特に「もの」が目的語になるとき)
違いのポイント
have/get + 人 + 動詞の原型 人に~させる・頼む 誰かにやってもらう(人が行動する)
have/get + 物 + 過去分詞 ~してもらう・される 物に対して何かされる(受動的)
🔹 1. 「人」に何かをさせる/頼む(=原形動詞 or to不定詞)
have + 人 + 原形動詞 I had him fix my bike.(彼に自転車を直してもらった)
get + 人 + to不定詞 I got him to fix my bike.(彼に自転車を直してもらった)
🔹 2. 「物」に何かをしてもらう/される(=過去分詞)
have + 物 + 過去分詞 I had my bike fixed.(自転車を修理してもらった)
get + 物 + 過去分詞 I got my bike fixed.(自転車を修理してもらった)
少し違いがわかりにくいので、例文をたくさん覚えて使いこなすのがいいでしょう。
以上が使役動詞の使い方になります!使いこなせばとても便利な使役動詞。ぜひ練習して使いこなしてください!